自動車保険ASV割引とは?AEB装置とASV割引対象車は保険料が安い!
2018年1月から新たな割引制度、ASV(Advanced Safety Vehicle = 先進安全自動車)割引がスタートしています!
ASV割引では、以下の適用条件を満たすことで自動車保険が9%も安いので、ぜひ参考にしてください。
自動車保険ASV割引とは?
自動車保険はASV割引とは、衝突被害軽減ブレーキを装着した車種に適用される割引制度です。
具体的には、以下のような条件があります。
- 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車である。
- 衝突被害軽減ブレーキ(AEB)が装備されている。
- 自家用普通乗用車、自家用小型乗用車の場合、発売から約3年以内の型式である。
ASV割引の期間は3年間、その後は型式別料率クラスに反映される予定ですが、軽自動車については3年間の制限はありません。
軽自動車には車両料率クラスが導入されていないためです。
軽自動車については、2020年以降に車両料率クラスが導入される予定なので、導入後は普通乗用車と同様の適用条件になります。
自動車保険ASV割引の対象になるAEB装置とは?
AEB(衝突被害軽減ブレーキ)装置とは、カメラ・レーダーなどの技術を使用して、車の衝突速度を自動的に下げるブレーキのことです。
自動車メーカーは先進安全装置の搭載をすすめており、以下はすべてASV割引の対象となる衝突被害軽減ブレーキ(AEB)を備えています。
メーカー名 | セーフティ名 |
ダイハツ | スマートアシスト |
スズキ | デュアルセンサーブレーキサポート |
スバル | アイサイト |
マツダ | レーダーブレーキサポート |
三菱 | 三菱e-Assist |
ホンダ | インテリジェントエマージェンシーブレーキ |
日産 | インテリジェントエマージェンシーブレーキ |
トヨタ | トヨタセーフティーセンス |
AEB装置の装着車種は自動車保険は安い!
衝突被害軽減ブレーキ(AEB = Autonomous Emergency Braking)が搭載されるだけで交通事故は大きく減少します。
日本でのAEB先駆者であるスバルのアイサイトでは、事故件数が約6割も減少したようです。
6割って凄いですよね!
事故件数が激減したこともあって、アイサイト搭載が進んでいる車種の型式別料率クラスが改善して自動車保険も安くなっています。
参考:アイサイトと保険料|自動ブレーキ搭載車は自動車保険が安くなる?
ASV割引が3年間で終了しても、実際に事故率が下がれば、車両料率クラスで割引されるので、金額は安いままということですね。
自動車保険ASV割引の対象車は?
2020年にAEB(衝突被害軽減ブレーキ)の義務化が予定されていますが、中古車も含めればAEBが装着されていない車種が殆どです。
ASV割引は、発売後約3年以内の型式に限定されており、その後は型式別料率クラスに反映されるので、AEB装置の装着有無だけでは判別できません。
自動車保険ASV割引の対象車を調べるなら、損害保険料算出機構が公開している、「型式別料率クラス検索」ページで調べると簡単です。
参考:https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/
例えば、私が所有しているマツダ・ロードスターRFを調べると以下のような結果となります。
保険始期2020/1/1〜12/31 | 保険始期2019/1/1〜12/31 | |
対人賠償責任保険 | 7 | 4 |
対物賠償責任保険 | 5 | 3 |
搭乗者傷害保険 | 8 | 4 |
車両保険 | 6 | 5 |
AEB の装着による保険料の割引 | 対象外 | 対象 |
2019年はASV割引の対象でしたが、2020年は発売後3年経過になるため対象外となっています。
型式別料率クラスが、かなり違いますが、2020年1月1日以降の自動車保険については、仕組みが変わる(1〜9クラス→1〜17クラスに細分化)ためです。
最大20社に一括で見積もり依頼、最短5分でどこが一番安いのか簡単に分かります。
しかも利用料は一切掛かりません!
こちらのページで詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。
一番安い自動車保険はどこ?