自動車保険で2台目が安い車2台持ち割引のおすすめは?
車を2台以上所有する家は、地方では珍しくありませんよね。
都市部でも、家族構成や通勤の都合などで、2台目を購入する場合もあると思います。
車を複数台数所有する場合、2台目以降の自動車保険が安い「セカンドカー割引」を利用することをおすすめしますが、損保会社によってお得度が異なります。
私自身、愛車SUBARUレヴォーグのセカンドカーとしてMAZDAロードスターを購入したのですが、その際の比較結果を見ても、随分金額が違うのだなというのが正直な感想ですね。
2台目のロードスターを購入する際、セカンドカー割引を実体験できると思い、見積もり結果などもちゃんと残したので、その結果を紹介いたします。
このページでは、2台目の自動車保険が安いセカンドカー割引について解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
2台目の自動車保険が安いセカンドカー割引は7等級からスタート!
セカンドカー割引は、新規に自動車保険を契約する場合、2台目以降が安くなる割引制度です。
通常、新規契約の場合、ノンフリート等級は6等級からのスタートですが、セカンドカー割引が適用されると、7等級からのスタートになります。
1等級差だけ?と思うかもしれませんが、保険料の差は小さくありませんよ。
一人で2台持ちするなら2台目の自動車保険が安いセカンドカー割引がお得!
以下は、ノンフリート等級区分別の割引・割増率の計算表です。
等級 | 事故有 | 無事故 |
7等級 | -20% | -30% |
6等級 | -19% |
参考:自動車保険20等級の割引率、無事故割引で等級が上がると安い!
セカンドカー割引は、新規契約時の割引なので、事故有係数は関係ありません。
そのため、6等級と7等級の割引率の差は、11%となります。
1割って、かなりの差だと思いませんか?
2台目の自動車保険を安い1台目の契約と入れ替えることも可能!
1台目の安い自動車保険を2台目に入れ替えて、1台目を新規の契約する場合でも、セカンドカー割引は適用されます。
1台目と2台目で車両料率クラスが異なる場合などは、入れ替えするメリットがあると思います。
セカンドカー割引を適用させる場合は、料率クラスに注意しましょう。
車両料率クラスは、損害保険算出機構のホームページで簡単に調べられます。
1台目・2台目の型式を確認してから、以下のサイトで調べてみましょう。
参考:https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/
2台目の自動車保険が安いセカンドカー割引シミュレーション
2台目の自動車保険が、6等級と7等級でどれくらい金額に差が出るのか、以下の条件でシミュレーションしてみました。
年齢:30歳
等級:6等級 または 7等級
年間走行距離:5000km
免許の種類:ブルー
運転者限定:家族限定
運転者の年齢制限:30歳以上
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
車両保険:あり
6等級の保険料:85,900円/年(7,300円/月)
7等級の保険料:77,200円/年(6,600円/月)
差額は8,700円ですので、やはり差はかなりあると言えますね。
この結果は、あくまでシミュレーションなので、実際にはもっと安くできる可能性もありますし、私自身2台目であるロードスターも安くできました。
夫婦で2台目でも自動車保険のセカンドカー割引は安い?名義は?
一人で1台目・2台目の両方を所有せず、夫婦二人で2台持ちする場合でもセカンドカー割引は適用されます。
セカンドカー割引の具体的な条件は以下の通りです。
- 1台目の車の等級が11等級以上
- 1台目の車の用途車種が自家用8車種
- 1台目の車の所有者が個人
- 1台目の車の自動車保険の記名被保険者が個人
- 2台目の車が今回はじめて自動車保険を契約する車
- 2台目の車の用途車種が自家用8車種
- 2台目の車の所有者が個人で次のいずれか
- 1台目の契約の記名被保険者(A)
- Aの配偶者(B)
- AまたはBの親族
- 1台目の車の所有者
- 2台目の車の記名被保険者が個人で次のいずれか
- 1台目の契約の記名被保険者(A)
- Aの配偶者(B)
- AまたはBの親族
2台目の自動車保険が安いセカンドカー割引は別会社でも大丈夫?
セカンドカー割引は、1台目と2台目で契約する損保が別会社であっても適用されます。
インターネットで2台目の自動車保険を契約手続きを行う際、1台目の契約番号の入力を求められるので、事前に準備しておけば大丈夫です。
2台目の自動車保険が安いチューリッヒ!ダントツで一番安いです!
ここからは、私自身が2台目の自動車保険を契約する際の体験をもとに、セカンドカー割引の解説を行っていきます。
車を2台持ちするのは、それでなくてもお金が余分に必要になるわけですから、どこが一番安いのかは重要です。
まず、結論から言うとチューリッヒ保険が一番安かったですね。
しかも断トツで安いです!
2台目の自動車保険を見積もり比較!安いのはチューリッヒ!
2台目のロードスターを、一括見積もりで自動車保険を比較した結果の詳細です。
保険会社名 | SBI損保 | チューリッヒ | セゾン自動車火災 | 三井ダイレクト損保 | イーデザイン損保 | ||
契約期間 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | ||
保険料 | 66,320円 | 44,710円 | 76,810円 | 68,950円 | 79,040円 | ||
年齢条件 | 満26歳未満不担保 | 満30歳未満不担保 | 記名被保険者:51歳 | 35歳以上補償 | 30歳以上補償 | ||
対人賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | ||
対物賠償 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | ||
人身傷害 | 3,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 | ||
搭乗者傷害 | ---円 | ---円 | ---円 | 1,000万円 | 1,000万円 | ||
車両保険 | 保険金額 | 340万円 | 340万円 | 305万円 | 380万円 | 380万円 | |
車両保険種類 | あり(一般) | あり(一般) | あり(一般) | あり(一般) | あり(一般) | ||
免責金額 | 1回目 | 5万円 | 7万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | |
2回目 |
10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | ||
免ゼロ特約 | 免ゼロ特約なし | 免ゼロ特約なし | 免ゼロ特約なし | 免ゼロ特約なし | 免ゼロ特約なし | ||
特約・割引 |
弁護士費用補償特約 |
他車運転危険補償特約(自動付帯) |
弁護士費用補償特約 |
弁護士費用補償特約
※保険料の分割払(月払)もご利用いただけます |
夫婦限定特約 |
||
適用等級 | 6S | 6G | 6S | 6G | 6E | ||
契約形態 | 通販型 | 通販型 | 通販型 | 通販型 | 通販型 |
2台目の自動車保険は重複を無くすと安い!
補足ですが、一括見積もりでは細かな条件は適用できません。
例えば、「他車運転特約」などは、1台目の自動車保険に付けていれば、2台目は不要ですよね。
そんな感じで、重複している補償・特約を足したり引いたりして、実際に契約した保険料は、45,110円。
新規契約で、この金額なら十分満足です(笑)
それにしても、チューリッヒは他の損保より2台目に自動車保険が格段に安いですね。
一体何が違うのでしょうか?
チューリッヒの2台目の自動車保険が安い理由は?
実際のところは、チューリッヒの中の人にしか分かりませんが、契約条件、特約などじっくり見ると、何となく想像はつきます。
具体的には、以下のような理由だと思います。
- 用途車種が他の損保と異なる
- 自動継続に関する特約がある
セカンドカー割引が適用される2台目の用途車種が異なる
セカンドカー割引が適用される用途車種は、通常は自家用8車種ですが、チューリッヒは自家用5車種でした。
自家用8車種
自家用普通乗用車
自家用小型乗用車
自家用軽四輪乗用車
自家用軽四輪貨物車
自家用小型貨物車
自家用四輪貨物車(最大積載量0.5トン以下)
自家用四輪貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
特殊用途自動車(キャンピング車)
自家用5車種
自家用普通乗用車
自家用小型乗用車
自家用軽四輪乗用車
自家用軽四輪貨物車
自家用小型貨物車
貨物車や特殊車が適用外になっています。
こういった用途の車は、「型式別料率クラス制度」が存在せず、リスク算定が難しいのかもしれませんね。
自動継続特約で顧客を囲い込みたい?
チューリッヒの見積もりには、自動継続特約がセットされているので、継続的な契約を期待しているのだと思います。
自動継続がセットされている場合、継続率も高くなるでしょうし、そうなれば新規顧客を獲得するためのコストを節約できますよね。
ちなみに、自動継続特約がセットされていても、他の損保に乗り換えることは可能です。
その際には、チューリッヒの管理ページで以下の操作を行うだけです。
- ご継続案内の送信のEメール「【チューリッヒ】ネット専用自動車保険「満期と自動継続のお知らせ」に記載のURLからアクセス
- 「お客様情報」「ご継続内容」のページでご契約内容等を確認していただき「自動継続を解除する」ボタンをクリック
- 「自動継続を解除しました」の画面で「終了」をクリック
SBI損保も2台目の自動車保険が安い!
チューリッヒには及びませんが、SBI損保に自動車保険も2台目が安いです。
SBI損保は、ネット通販型の中でも安いことで有名です。
ただし、保険料以外での評価は高くありません。
損保12社を比較した記事があるので、よろしければ参考にしてください。
参考:自動車保険比較表!自動車保険の比較ポイント・安さ・補償内容!
2台目の自動車保険が安くない東京海上グループのイーデザイン損保
2台目の自動車保険を一括見積もりで比較した結果、一番安くなかったのは、東京海上グループのイーデザイン損保でした。
もちろん代理店型に比べれば安いのですけどね。
一括見積もりはネット通販型をメインに見積もりするので、こういった結果になったと言えます。
ネット通販型に中でもかなり金額差がありますよね。
2台目の自動車保険が安いのはどこ?人によって異なる場合もある!
私の場合はチューリッヒが一番安い自動車保険でしたが、誰でも安くなるかどうかは分かりません。
自動車保険は、複数の保険、特約、割引を組み合わせた複合商品なので、契約する人の属性、必要とする補償、車種によって金額が変わるからです。
当サイトでは、一括見積もりで金額を比較することを推奨しています。
同条件で比較することで、どこが一番安いのかが簡単に分かるからです。
最大20社に一括で見積もり依頼、最短5分でどこが一番安いのか簡単に分かります。
しかも利用料は一切掛かりません!
こちらのページで詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。
一番安い自動車保険はどこ?